
こんにちは。ゆるっと、私のソロキャン時間 の中の人「ミホ」です。寒い冬、暖かい部屋で過ごしている時に突然電気が消えたら…。想像するだけでゾッとしますよね。特にマンション住まいだと、停電は照明が消えるだけでなく、オートロックやエレベーター、そして水道まで使えなくなる可能性があるってご存知でしたか?「うちは新しいマンションだから大丈夫」なんて油断は禁物です。私自身、ソロキャンプで培った防災知識をマンション生活にも応用しているんですが、知れば知るほど「マンション特有の弱点」が見えてきたんです。今回は、そんな冬の停電時にマンションで直面するリスクと、今すぐできる具体的な対策について、実体験やキャンプの知恵も交えながら詳しくご紹介します。暖房が使えない寒さ対策や、一番困るトイレ問題など、知っておくだけで安心感が違いますよ。
- 停電時に水が出るかどうかの確認方法と断水への備え
- オートロックやエレベーター停止時の移動とセキュリティ対策
- 電気や灯油が使えない環境での安全な暖房確保術
- オール電化マンションでのエコキュート活用法
マンションの冬の停電対策で重要な給水とオートロックの盲点

マンションでの停電対策と聞くと、懐中電灯や非常食を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれらも大切ですが、マンションならではの構造的な弱点を知っておかないと、いざという時に「家に入れない!」「水が出ない!」なんてパニックになりかねません。まずは、ライフラインの要である「水」と「移動」に関する意外な落とし穴について見ていきましょう。
停電で水が出ない直結増圧給水方式の仕組みと対策
「停電しても水道は関係ないでしょ?」と思っていませんか。実は、最近のマンションに多い「直結増圧給水方式」の場合、停電と同時に断水してしまう可能性が高いんです。
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この方式は、電気で動くポンプを使って水道管から直接各部屋へ水を送っています。つまり、電気が止まればポンプも止まり、特に3階以上の部屋では水圧が足りずに水が出なくなってしまうのです。
あなたのマンションはどっち?
敷地内に大きな受水槽(タンク)が見当たらない新しいマンションは、この方式の可能性大です。管理会社に確認するか、防災マニュアルをチェックしておきましょう。
対策としては、日頃から飲料水の備蓄(1人1日3リットル)はもちろん、お風呂の水を溜めておくなどの生活用水の確保が欠かせません。私はキャンプ用のウォータージャグを常に満タンにして備えていますよ。
オートロックからの閉め出しを防ぐ物理キーの携帯
次に怖いのがオートロックです。停電時、オートロックのドアはどうなると思いますか?多くの場合、避難のために「解錠」された状態になるか、直前の状態で止まってしまいます。
問題なのは、「ちょっとそこまで」とスマホやカードキーだけで外出した時です。停電中はカードリーダーや顔認証システムが動かないため、エントランスから中に入れなくなってしまう「閉め出し」のリスクがあるんです。
冬の寒い夜に外に締め出されるなんて、考えただけでも恐ろしいですよね…。ゴミ捨てやポストの確認だけでも、必ず物理的な鍵(シリンダーキー)を持って出る癖をつけましょう。
エレベーター停止に備えた高層階での備蓄備え
高層階に住んでいる方にとって、エレベーターの停止は死活問題です。停電時は当然エレベーターも動かなくなります。
もし1階に備蓄倉庫があったとしても、水や食料を持って階段で何十階も往復するのは現実的ではありません。特に冬場は体力も消耗しやすいです。だからこそ、マンション高層階の方は「自宅内での備蓄」を徹底してください。
「ローリングストック」法で、普段の食品を少し多めに買い置きしておくだけでも立派な備蓄になりますよ。
断水時のトイレ使用不可に備える凝固剤と防臭袋
そして一番切実なのがトイレ問題です。断水してしまうと水洗トイレは流せません。無理にバケツの水で流そうとすると、下水管が詰まったり逆流したりする恐れもあるので要注意です。
そこで必須なのが「非常用トイレ(凝固剤)」です。
備蓄の目安
人は1日に約5回トイレに行きます。3人家族なら1日で15回分。最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。
さらに、マンションは気密性が高いため、排泄物の臭いがこもりやすいんです。普通のポリ袋ではなく、医療用の「防臭袋」(BOSなど)を用意しておくと、衛生面でも精神面でも本当に救われます。
「いざという時、スマホの充電が切れたらどうしよう…」
「キャンプで最低限の連絡手段は確保しておきたい!」
そんなとき、信頼性の高い**大容量モバイルバッテリー**があれば解決します。
実は私も、防災リュックとキャンプギアに必ずモバイルバッテリーを入れています。
緊急時の情報収集はもちろん、キャンプでの夜間のライトや通信手段の確保に、必要不可欠な安心材料です。
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冬の停電対策をマンションで行うための暖房と生活維持術

インフラの次は、冬特有の「寒さ」との戦いです。マンションは気密性が高いとはいえ、暖房が止まればコンクリートの冷気がじわじわと体温を奪っていきます。電気も、多くのマンションで禁止されている石油ストーブも使えない状況で、どうやって暖を取ればいいのでしょうか。
規約で石油ストーブ禁止でも使えるカセットガス暖房
マンションの管理規約で石油ストーブの使用が禁止されている場合が多いですよね。そんな時に頼りになるのが、「カセットガスストーブ」です。
カセットコンロと同じガスボンベ(CB缶)で動くので、電源は不要。点火も早く、足元や狭い空間を暖めるのに最適です。
選び方のポイント
必ず「屋内用」として安全装置(不完全燃焼防止装置など)がついている製品を選んでください。キャンプ用の屋外ヒーターを室内で使うのは、一酸化炭素中毒の危険があるので絶対にNGです!
1本で約3時間ほど燃焼するものが多いので、予備のボンベも多めに(1日3〜4本計算で)ストックしておきましょう。
窓からの冷気を遮断する断熱材とテントの活用法
せっかく暖めた空気も、窓からどんどん逃げていってしまいます。窓ガラスにプチプチ(気泡緩衝材)や段ボールを貼るだけでも、冷気の侵入をかなり防げます。
そして、ここで私のソロキャン経験が活きるんです!部屋の中に「テント」を張ってみてください。テントの中は狭い分、人の体温だけですぐに暖かくなるんです。これを「ルームインテント」と呼ぶんですが、プライベート空間も確保できるので、避難生活のストレス軽減にもなりますよ。
オール電化のエコキュートやエネファーム活用法
オール電化マンションにお住まいの方は、停電=全滅と思いがちですが、実は使える機能があります。
- エコキュート:タンクの中にお湯が貯まっていれば、非常用取水栓から取り出して生活用水として使えます。(飲用は避けてくださいね)
- エネファーム:自立運転機能付きのモデルなら、停電時でも発電を継続して電気とお湯を使える場合があります。
ただし、どちらも事前の設定や操作方法の確認が必要です。「いざという時に使い方が分からない!」とならないよう、説明書をチェックしておきましょう。
冷蔵庫の食材を守る保冷剤の準備と開閉ルール
冬場とはいえ、暖房が切れた室内でも冷蔵庫の中身は気になりますよね。停電したら、まずは「冷蔵庫を開けない」ことが鉄則です。開閉を控えれば、数時間は冷気を保てます。
普段から冷凍庫に保冷剤や、水を凍らせたペットボトルを入れておくと、それらが保冷剤代わりになって食材が長持ちします。溶けたペットボトルの水は飲料水としても使えるので一石二鳥です。
ペットや乳幼児の低体温症を防ぐ特定の保温対策
体温調節が苦手な赤ちゃんや高齢者、そしてペットがいるご家庭は特に注意が必要です。
- 湯たんぽ:お湯が沸かせるなら最強のアイテム。カセットコンロでお湯を作りましょう。
- カイロ:首の後ろや脇の下など、太い血管がある場所を温めると効果的です。
- ペット対策:ケージを段ボールや毛布で覆い、中に湯たんぽを入れて簡易的な保温室を作ってあげてください。
みんなで一つの部屋に集まって過ごす「ゾーンヒーティング」も、お互いの体温で暖まれるので有効ですよ。
「いざという時、スマホの充電が切れたらどうしよう…」
「キャンプで最低限の連絡手段は確保しておきたい!」
そんなとき、信頼性の高い**大容量モバイルバッテリー**があれば解決します。
実は私も、防災リュックとキャンプギアに必ずモバイルバッテリーを入れています。
緊急時の情報収集はもちろん、キャンプでの夜間のライトや通信手段の確保に、必要不可欠な安心材料です。
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- ✅ ポータブル電源より**小型軽量**で持ち運びが楽々
- ✅ キャンプでの**ライトや扇風機**など小物ギアの電源に最適
- ✅ **機内持ち込み可能**なサイズで普段使いにも便利!
マンションの冬の停電対策で命と生活を守るまとめ
今回は、マンションでの冬の停電対策についてご紹介しました。給水方式の違いやオートロックの落とし穴など、マンションならではのリスクを知っているだけで、準備の内容が変わってきますよね。
カセットガスストーブや非常用トイレ、そして水の備蓄。これらは「もしも」の時の保険ですが、キャンプ道具としても使えるものばかりです。楽しみながら備える「フェーズフリー」な考え方で、ぜひこの冬の備えを見直してみてください。準備があれば、寒い冬の停電もきっと乗り越えられます!


